執筆者:ふおんくん。
人間見た目が10割である。
はっきり言おう。それはまるっきりの嘘である。
人間見た目が10割である。
そう聞くと、いやいや待て待て、中身……つまり行動や考え方が重要だ、と異論を唱える人がいるかもしれない。
はっきり言おう。それはまるっきりの嘘である。
なぜなら、中身で勝負を仕掛けようにも、そのすべては見た目というフィルターで補正されてしまうからだ。
前を歩く女性の鞄からイヤホンがこぼれる。それを拾って「落としましたよ?」と声をかける。にぎやかな街中であるから、その声になかなか気づいてもらえない。仕方がないから肩をトントンと叩いて、再度、声をかける。
ゲームセットだ。
限界・キモ=オタクがこんなことをした日には、最悪訴えられてしまうだろう。
だから見た目が10割だ。これは紛れもない事実である。ああ残酷だ。
良い顔立ちと力強い毛髪を持って生まれたかった。
が、我らが主さまはおっちょこちょいだった。
コインを3回しか投げなかった。
ページをめくる回数を間違えた。
嬉しいのは分かるが、そわそわしすぎで動きすぎだ。
だから見た目が10割だ。これは紛れもない事実である。ああ残酷だ。
良い顔立ちと力強い毛髪を持って生まれたかった。
が、我らが主さまはおっちょこちょいだった。
コインを3回しか投げなかった。
ページをめくる回数を間違えた。
嬉しいのは分かるが、そわそわしすぎで動きすぎだ。
努力するのはめんどくさいし、金銭的余裕にも恵まれない。
いくら飴を舐めても、成長するのは横幅だけ。
体を鍛える?そんなモチベーション沸くワケない。
無数の王冠はごみの山。
……ではどうするべきだろう。
単純だ。
技ともちものを整える、つまり、服装を整えるのだ。
とはいえ「服装を整える」という行為は難しい。
なぜなら、コレは自分で評価をするものでは無いからである。
いくら飴を舐めても、成長するのは横幅だけ。
体を鍛える?そんなモチベーション沸くワケない。
無数の王冠はごみの山。
……ではどうするべきだろう。
単純だ。
技ともちものを整える、つまり、服装を整えるのだ。
とはいえ「服装を整える」という行為は難しい。
なぜなら、コレは自分で評価をするものでは無いからである。
自分が「良い」と思っても、相手が「それは無いだろ」と思ったら終わりである。
そして悲しいかな、キモ=オタクにとってコレは、すでにどうやったって負け戦なのだ。
「イケメンは何を着てもイケメン」
コレの逆がキモ=オタク。つまりはそういうことだ。
そして悲しいかな、キモ=オタクにとってコレは、すでにどうやったって負け戦なのだ。
「イケメンは何を着てもイケメン」
コレの逆がキモ=オタク。つまりはそういうことだ。
ここでもフィルターがかかってしまう。ああ残酷だ。
結局のところキモ=オタクは、負け戦を前提に服装を構築しなければならない。
つまりは、被害を最小限に抑えなければならない。
これを最重要視し、肝に銘じておかなければならない。
当たり障りのない服装を目指す
考え方を踏まえた上で、ようやく具体的な目標設定ができる。
結局のところキモ=オタクは、負け戦を前提に服装を構築しなければならない。
つまりは、被害を最小限に抑えなければならない。
これを最重要視し、肝に銘じておかなければならない。
当たり障りのない服装を目指す
考え方を踏まえた上で、ようやく具体的な目標設定ができる。
おしゃれになるのでは無く、相手の突っ込みどころを潰すのだ。
シンプルに纏めよう
1. 使用する色の数を抑えよう
2. 余計なパーツを排除しよう
3. サイズ感と清潔感を意識しよう
実際にどうすれば良いのかを記していく。
シンプルに纏めよう
シンプルに纏めよう
できるだけシンプルなアイテムで身を固めるべきである。
なぜなら、それを見た相手が服装について発言できるポイントが少なくなる=「良い」とも「悪い」とも評価されにくくなるからである。
・長袖の無地シャツ(+インナー)
・黒ズボンorジーパン
・落ち着いた色の靴
男ならこれで良い。
冬になったらシャツの下にヒートテックでも着て、適当にシンプルなコートを着れば終わりだ。
・どうして長袖の無地シャツなのか
まずは袖について。
これは簡単。半袖、とくに白の半袖はおっさん臭く映るからだ。だから長袖。これをラフに折って着るのが良い。
冬でも同じものを着まわせる、というのは汎用性の面でも優れている。
次に、なぜ無地なのか。
柄は突っ込まれるポイントになるからである。単純だ。
・無地のTシャツ、カットソーはダメか
個人的にはお勧めしない。
というのは、首回りの形状・サイズを考慮するのが難しいからだ。
形状については、大きく分けて丸と三角の2種類がある。
三角の方がすっきりしていてカッコ良く見えるが……これはイケメンの話だ。
キモ=オタクが身に着けるそれには、「カッコつけてる」という無慈悲なレッテルを貼られてしまう。
では丸形を、となるわけだが、ココで問題になるのがそのサイズ感だ。
鎖骨まで隠れてしまうほどに小さければ「野暮ったい」というイメージがつくし、逆に大きく開いたものには「だらしない」というイメージがついてしまう。
とにかく、このバランスが難しいのだ。
とにかく、このバランスが難しいのだ。
・ズボンの選択肢について
黒の無地が鉄板。ジーパンはダメージ感の塩梅がやや難しい。
なお、間違ってもベージュや白を選んではいけない。
ベージュはおっさん臭いし、白はただのナルシストだ。
・靴について
メンドクサイことに、こんな細かいところで人間を評価されてしまう。
ああうんざりである。
黒、茶色、グレー、紺、この辺りの色を選んでおこう。
できるだけ目立たないようにしておくのが良い。
できるだけ目立たないようにしておくのが良い。
汚れが目立たないよう、白い部分の無いものを選ぶべきだ。
1. 使用する色の数を抑えよう
使用する色は3種類程度に纏めたい。
シャツ・ズボン・靴・ベルト・鞄・コート・マフラー・手袋……
このように、いくつかのアイテムを組み合わせて服装を構築するわけだが、使用する色が増えれば増えるほどに、その見た目はうるさくなってしまう。
かといって黒一色ではキリトになるので、コレは避けるべきである。
黒ズボンを軸に構築するなら、
例えばシャツは白、靴は茶色、鞄は黒、そんな具合だ。
2. 余計なパーツを排除しよう
ズボンの穴あきデザインとか、コートにちゃらちゃらした金具を付けました、とか、そういうワンアクセントは敵である。
こういう工夫されたデザインは真っ先に突っ込まれる。
シンプルな形状を目指すべきだ。
また、イケメンがつけるアクセサリーはカッコ良いが、キモ=オタクのそれはただただ痛いだけである。
ベストやらスカーフやら、そういう所謂オシャレなアイテムには「イケメンが装備すると」という条件が必ず隠されている。
つまり、それらはすべて「装備できない」とするのが無難である。
3. サイズ感と清潔感を意識しよう
いくらアイテムがシンプルに纏まっても、この2点を間違えてしまえば台無しである。
まずはサイズ感について。
ようはちょうど良いサイズで着ろ、という話だが、実際コレは難しい。
今までの例に漏れず、相手の評価で決まるからだ。
キモ=オタクは少し大きめのものを好む傾向があるので、大抵の場合、補正をかける必要があるだろう。
今までの例に漏れず、相手の評価で決まるからだ。
キモ=オタクは少し大きめのものを好む傾向があるので、大抵の場合、補正をかける必要があるだろう。
シャツはとにかく「裾の長さ」を意識するべきで、腰より少し下、ベルトが隠れるくらいがちょうど良い。
無地のシャツなんて数えきれないほど種類があり、どれを買うか迷ってしまう。
が、真っ先に見るべきは「裾」なのだ。
ズボンについてはあまり気にすることが無い。
あんまり緩々だとだらしなく見えるし、あんまりぴったりしているとキモく見える。
それなりに落ち着いたものを選べば良い。
続いて清潔感。
服が臭くてはどうしようもない。
ちゃんと洗濯をし、しっかり乾燥させよう。
くっさい男汁の臭いで充満した部屋の中で干すなぞ言語道断である。
また、経年劣化による問題についても考慮しなければならない。
襟がヨレヨレ、裾がボロボロ、これらは真っ先に突っ込まれてしまうから、それなりに真新しい状態のものを着ておくべきだ。
簡単な対策としては、同じものを着る頻度を減らすというのが手っ取り早い。
着る頻度が減れば洗濯の頻度も減るから、劣化もしにくい、というわけだ。
以上。ここまでざっと説明したが、どうだろうか。
つまらないと思うかも知れないが、別に面白くする必要は無いんである。
とにかくシンプルに。とにかく突っ込まれないように。
そういうのを目指すべきなのだ。
今回はここまで。
次回は実践編。この考え方を踏まえて実際に服を揃えてみる。
書かないかも……というかたぶん書かないので、利用する店舗を先に書いておく。