在宅勤務の皆様いかがお過ごしでしょうか、あゆかぜです。
外出があまりできない状況で動画配信サイトでひたすら動画を見てる方も多いと思うので
せっかくなので定額サイトだからこそ見れるキワモノ映画を見ましょう。
ということでこれ
(サムネイルにこれ持ってきてる時点で完全にどういう層に見てほしいかわかるな・・・)
あらすじ
トラブルに巻き込まれたブルックリンの配管工、マリオとルイージ。
地底に広がる恐竜帝国の野望を止めるため、恐竜人を相手に大暴れ! 大人気ゲームの映画化作品。
※ちなみにこの女性がヒロインのデイジー(ピーチではない)、隣の生き物がヨッシーです。
感想
思ってたよりしっかりとした映画だなこれ・・・
開幕からファンタジーパート入るまで20分ぐらいかかるとかマリオブラザーズが双子じゃない年の差がある義理の兄弟とか
いつもの服装になるまで1時間かかる上に特にでかい盛り上がりもないとかそもそも世界観とかとかとか突っ込みどころは多いんですけど
世界観に関しては原作再現はしてないくせに原作要素がそこら中に散らばっていて、
シナリオ周りもB級的なアレさはあるんですけど伏線の貼り方も起承転結と世界観の齟齬のなさもしっかりしてるんですよね
原作再現を期待してると確実に肩透かしなんですけど、ハナから別のものと見てると随所に挟まれる原作要素にニヤニヤできるので
なんかこうパロディ映画みたいなそんなノリだと傑作に見えてくるのです。そういう映画として作られたはずじゃなかったんだけどさ
シナリオに関しても、地底帝国の世界観設定、序盤からのイベントが後半にきっちり伏線として生きてくるんですよね、えらい(こなみ)
B級映画的なノリだけで進むんじゃなくて、ちゃんと序盤から後半にかけて計画的にオチまでシナリオの段取りをつけててその点はよくできてる。
・・・まあB級らしい粗さも随所にあるんだけどさ!
マリオをテーマにした映画なのにファンタジー要素入るまで20分かかってずっと陳腐なメロドラマと悪役のコメディパートやってるんですけど
一体どういった客層を呼ぶつもりでマリオでメロドラマやるんだ・・・?
後マリオが題材なのにアクション映画要素が終始SASUKE的というか超人アクションじゃなくて常人ができるアクションの延長スタントなんだよなあ
マリオなんだから派手にアクションさせろよ・・・
最大の問題がオリジナル要素がほぼキモいということで、ヨッシーもキモいしクリボーもキモいし地下帝国そのものがキモいんですよね
ホラー映画を見たいわけでもないし、そもそもマリオ好きとこのB級極めたキモさが相性が悪すぎる
シナリオ周りも終始B級のノリから抜けないのでその点もマリオ好きでは間違いなく合わないかなーと
ということで、B級映画が好きじゃないと楽しめない映画なのは間違いないと思います
B級映画としてのカテゴリから抜けることは絶対にないんですけど、B級の中では傑作なのは間違いないという作品ですね。
マリオでB級映画やってる時点で受け付けない人間は多いのはそらそう